コンサート

独演レポート – 11/1 独演 川上洋司

こんにちは。日本声楽家協会事務局の池田日奈子です。いつも独演レポートをご覧頂きありがとうございます。落ち葉が風に舞い、いよいよ秋の深まりを実感するこの頃ですね。
落ち葉のじゅうたんを歩く出勤もなかなか豊かな気分です。

2019年度第11回目の独演レポートをお届けいたします。

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第145回目の独演コンサートは川上洋司さん(テノール)と牧口純子さん(ピアノ)。
スペイン、イタリア歌曲や日本歌曲をふんだんに楽しめるプログラムでした。

開演時間の19時まで、ピアノ調律、会場セッティング、サウンドチェックやリハーサル等が行われます。調律師さんが仰るには、この時期は乾燥が始まるため反響板の収縮により弦は弛み、結果ピッチは下がるとのこと。「今日もピッチあげた」等、調律においての会話の言葉一つ一つから丁寧さが伺え、コンサートが出来上がるまでの魅力をひしひしと感じました。

リハーサルが始まりました。暖かな力を感じる声とピアノの融合は本当に心地良いですね。
ピアノのソロ曲では、彩り豊かな音色が格好良く、美しい音楽が本番までのワクワク感を奮い立たせました。リハーサル後の本番進行の確認を終えると、出演者は衣裳を整えながら静かに本番のときを待ちます。

お客様を迎える準備が整い、開演!舞台が照らされる中、盛大な拍手を浴び第1部がスタートしました。プログラムは以下の通りです。

〈第1部〉
イサーク・アルベニス作曲
《崇高なるボラーニョス侯爵夫人のイタリア語による6つのバラード》
1. 舟唄 Barcalora
2. 遠く離れていても La lontananza
3. 薔薇の贈り物 Una rosa in dono
4. 貴女の眼差し Il tuo sguardo
5. 私は死ぬでしょう Morirò!!!
6. 夢の中で再び貴女に逢った T’ho riveduta in sogno

フランチェスコ・パオロ・トスティ作曲
永遠に Forever and Forever〔ピアノソロ〕

オットリーノ・レスピーギ作曲
時々私は耳にする L’udir talvolta
私には出来まい Ma come potrei
バラード Ballata
降雪 Nevicata
霧 Nebbie

〈第2部〉
六騎(山田耕筰 作曲)
鐘が鳴ります(山田耕筰 作曲)
平城山 (平井康三郎 作曲)
九十九里浜(平井康三郎 作曲)

ジャコモ・プッチーニ作曲
歌劇《マノン・レスコー》より
間奏曲〔ピアノソロ〕
Giacomo Puccini:Opera《Manon Lescaut》Intermezzo

フランチェスコ・パオロ・トスティ作曲
かわいい唇 ’A Vucchella

エルネスト・デ・クルティス作曲
泣かないお前 Tu‚ ca nun chiagne

エドゥアルド・ディ・カプア作曲
オー・ソレ・ミオ’O sole mio!

これだけの多くの名曲を、優しく、生命力溢れる気品高い歌声で演奏され、
お客様を魅了されていました。

アンコールには
浅間の馬子(坂本良隆)
荒城の月(滝廉太郎)の2曲をプレゼント。

会場中に響き渡っていた音色が最後になると、割れんばかりの拍手の中での終演となりました。とても贅沢な演奏をありがとうございました!

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次回の独演コンサートは11/29。
メゾソプラノの寺谷千枝子が出演いたします。

チケットはこちらから♪